「フコイダン」の驚きの体質改善効果と含まれる食品
こんにちは
無農薬農家&体質改善アドバイザーの小野馨です。
今日はフコイダンの話をします。
フコイダンは、
今から2000年以上前の中国で秦の始皇帝が
「不老長寿の薬」としてフコイダンを愛用した
という伝説が残ってるくらい、古くから重宝されています。
日本でも平安時代の本に「腫れ物を治す」という文献が残っていて、
その薬効は昔から知られていました。
ですが、フコイダンは構造がとても複雑だったため、
本格的に分子レベルの研究がされだしたのは20世紀の初め頃です。
あなたはフコイダンにどんなイメージを持っていますか?
フコイダンは、一般的に
「免疫力を高める効果が凄く高い!」
と知られています。
本当かどうかは別として
「ガンに効く!」と良く宣伝されてますよね。
フコイダンは、このような方におすすめです。
・癌などの食事療養中の方
・野菜が嫌いな方
・ダイエットしたい方
・お酒をよく飲む方
・たばこがどうしても止められない方
・ストレスに悩まされている方
・日々の生活が忙しい方 ・外食、レトルト食、肉食中心の方
・食生活のバランスが不安な方
・ダイエットを心がけている方
・若々しさを保ちたい方
では、フコイダンとは、いったいなんのでしょう?
これから解説していきます。
フコイダンは、海藻類の食物繊維の一種です。
フコイダンは、海藻類に含まれる食物繊維です。
昆布、メカブ、モズクなんかにある「ヌルッとした粘着物」に含まれています。
いわゆる“ネバネバ成分”ですね。
海藻は、このネバネバしたフコイダンにより、
外敵や傷、乾燥など自身を守っています。
また、フコイダンには修復作用があって、
傷ついた部分を修復する役割も持っています。
これは人間の体内でも、
・制癌作用(癌を抑制する様々な作用)
・免疫力UP
・抗ウイルス&抗アレルギー
・胃粘膜の修復や保護
・生活習慣病の予防や改善
のために働いてくれるのです。
それでは、フコイダンにはどんな効果があるのでしょうか?
て詳しく見ていきましょう
フコイダンのさまざまな効能が研究により明らかに!
効果1 フコイダンには抜群の制癌作用がある。
まず、あなたも一番興味がある、
フコイダンの「ガンを抑制する力」についてです。
つまり、副作用のない抗癌(がん)剤です。
これについて
日本癌学会から、1996年に「フコイダンに制癌作用がある」と正式に報告されました。
このガン細胞への効果が、フコイダンの研究で最も注目されている一つです。
この制癌作用について順に見ていきましょう!
1.癌をアポトーシス(自然消滅)に追い込むフコイダンの特別な力
「アポトーシス」という言葉をご存知でしょうか?
アポトーシス、アポプトーシス (apoptosis) とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラミングされた細胞死(狭義にはその中の、カスパーゼに依存する型)のこと。ネクローシス(necrosis)の対義語として使われる事が多い。
ウィキペディアより引用
と説明されています。
つまり、体を常に正常に保つために細胞が死んで入れ替わる仕組みのことです。
ここでもう少し詳しく、がんに対するアポトーシスについてお話します。
人間の身体は、60兆個の 細胞でできています。
これらの細胞は新陳代謝により、常に古い細胞が死んで、新しい細胞に入れ替わります。
正常な細胞は、
一定期間を過ぎると自らが死を選んで死んでいくように遺伝子の情報の中に組み込まれています。
このように細胞が自ら死を選んで死んでいく作用 のことを医学用語で「アポトーシス」と言います。
このような営みの中で、
たまに死ななくなった細胞が増殖する場合があります。
これががん細胞です。
通常の状態では、がん細胞はアポトーシス(自ら自然消滅)せず、
どんどん増殖を繰り返します。
もしがん細胞が、
正常細胞と同じくアポトーシスしてくれればいいですよね。
そのがん細胞をアポトーシスさせるもの
つまり、自殺に追い込むものが「フコイダン」です。
フコイダンは癌が、
自ら消滅してくれると言う、本来に凄い効果を発揮してくれるようです。
2.免疫力の向上
次に、免疫力強化作用ですが、これはもうお分かりと思います。所謂癌(がん)細胞と戦う兵隊を増やし、また強化し、文字通り戦わせるということです。がん細胞に負けない正常細胞になれば、大いに効果が期待されます。
体内に細菌やウイルスなどの異物が侵入すると、
・それを直接攻撃する「NK細胞」
・侵入を攻撃役の細胞に伝える「マクロファージ」が反応して異物を攻撃して殺す
これが免疫システムです。
フコイダンは、この「NK細胞」や「マクロファージ」を活性化させ、免疫力を高める作用があります。
効果3 幅広い生活習慣病の予防
動物実験で、「普通のエサ」を1か月与えたグループと「フコイダンを混ぜたエサ」を同じく1か月与えたグループとで比較したところ、後者のフコイダンを混ぜたエサを与え続けたグループの方に有意に体重の減少が見られ、また、悪玉コレステロールや中性脂肪も後者の方が少なかった、という研究結果が発表されています。
フコイダンには、体重抑制作用や血清コレステロール低減作用などもあります。
効果3 突出したアンチエイジング効果
活性酵素は、肌老化の最大の原因です。
フコイダンには活性酸素を除去する効果が認められたと研究発表があります。
つまり
アンチエイジングへの寄与が期待されています。
また、近年注目されている「ガゴメ昆布」のフコイダンには、
健康な髪の成長に重要な毛母細胞の増殖を促す
タンパク質「FGF-7」の産生を高める働きがあることが確認
され育毛効果への期待も高まっています。
では、そのフコイダンは、どんな食品に多く含まれているのでしょうか?
フコイダンが多く含まれる食品
フコイダンは、
主に昆布、メカブ、モズクなどの海藻に多く含まれます。
その中でも「もずく」にはたくさん含まれていて、
もずく酢一杯分(約40g)で1,008mg
とされています。
また、昆布では北海道・函館周辺で採れる「ガゴメ昆布」が有名で、
真昆布の約3倍のフコイダンを含んでいるそうです。
フコイダンの調理法
フコイダンは、・
・熱に強い
・調理した海藻からでも問題なく摂取できる
毎日、スープや味噌汁でも美味しく食べれるのでおすすめです。
抗アレルギー効果も期待できます
また、抗ウイルスや抗アレルギー効果を期待できます。
インフルエンザや鼻炎、花粉症対策
・老化をブロックする強い抗酸化力
・シワやシミをつくらせないように働きかける
アンチエイジング対策
1日の摂取量は1g~3g。お酢と一緒に摂るのが
フコイダンの摂取目安量はさまざまな研究データから、1日1g~3g程度が良いといわれています
モズクやコンブ、ワカメなどの食品から手軽に摂取することができますが、一番量の多い
モズクでも1gのフコイダンを摂るのに約1kgも食べなくてはならないので、
毎日の食事だけで体に必要な量を摂取するのには無理があります。
ヘルスケアとしてフコイダンを利用するにはサプリメントとの併用がおすすめですが、
成分自体が大きい為、サプリメントでたくさん摂っても
高分子のままだと体に吸収されないことも多いので、注意が必要です。
お酢と一緒に摂ると成分が体に吸収されやすくなるので、
サプリメントの場合は黒酢などが配合されているものを選ぶとよりベター。
食事として摂取するときは酢の物が一番ですが、フコイダンは熱にも強いので味噌汁に入れてたくさん摂る・・・というのもおすすめです。
フコイダンの種類
フコイダンは抽出される海藻によって種類が異なり、昆布由来フコイダン、メカブ由来フコイダン、
モズク由来フコイダンなどがあります。それぞれ構造や含有されている物質が違うので、種類によって作用も違ってきます。
フコイダンを摂取するには
フコイダンは昆布やメカブ、モズクといった海藻類を食べることで摂取できるので、比較的食事からも摂取しやすい成分と言えます。
しかし、食事を自分で作る習慣が無い人にとっては毎日摂るのが難しいほか、
海藻類を毎日過剰に摂取することで塩分やヨウ素(ヨード)の摂り過ぎを招くといった懸念もあります。
こういった問題点を回避しながらフコイダンを摂取するには、手軽に摂れて塩分やヨードを含まない。
実際に、沖縄に住んでいる方は
年をとっても元気で
髪の毛もふさふさとしている
海藻類を毎日のように食べて
フコイダンがたっぷりと受けているからかもしれません。
ふこいだんを含む食品で最も有名なのが、
モズクです。
どの食品よりも含有量は多くなっております。
大よそ40gのモズクの中に1g程度のふこいだん
が含まれています。
モズク酢と一緒に食べれば飽きません。
酢の健康効果も大きいです。
昆布、ふこいだんが含まれた有名な食品、
コレステロールを抑制したり血糖値の上昇を抑えたりという
アルギン酸も多く含まれているので健康に役立ちます。
昆布250gで
1g程度のふこいだんしか含まれています。
他にも、牛乳の約500倍の鉄分、
昆布の約2倍のカルシウムが含まれている
ヒジキにもふこいだんは配合されており、
身近な食品から体内に取り入れられると思います。
今まで特に意識していなかったとしても、
何気ない食生活の中にふこいだんは含まれています。
フコイダンは海藻の表面に多く存在し、海の中でダメージを受けないよう守ってくれていますが、
成分には免疫力UPや抗ウイルス&抗アレルギー、胃粘膜の修復や保護など
たくさんの効能があり、生活習慣病の予防や改善に良いといわれています。
さまざまな改善効果が期待できるネバネバ成分はモズクやコンブ、ワカメ、ヒジキなどの海藻に含まれますが
フコイダンの量が多いのはモズクです。
またワカメだと根元部分のメカブに成分が多く、
コンブを選ぶ場合はガゴメコンブがおすすめです。
研究が注目される「ガン細胞」への効果
フコイダンの研究で最も注目されているのが、ガン細胞への効果です。
フコイダンにはアポトーシスと呼ばれる、
ガン細胞が自ら消えていくように促すカラがあります。
アポトーシスは健康な細胞には作用せず、ガン細胞にだけピンポイントで効果を発揮してくれるので、
今後の治療や予防への活用が期待されています。また、病気にならない為には免疫力UPがポイントですが、
フコイダンには体の中にある免疫細胞の一つ、ナチュラルキラー細胞のチカラを高める働きがあります
。自らの免疫力を強化すれば、ガン細胞やウイルスに感染した細胞としっかり戦ってくれるので、良い予防策になるといわれています。
さらにガン細胞が増えると、ガンが成長する為に新しい血管を作ることがわかっていますが、フコイダンを摂取すると新しい血管を作らせないようにして
くれるのでガン細胞の増殖や転移の予防に有効と考えられています。医師の間でもフコイダンのガン細胞への効果は注目されていますが、
まだ研究段階である為、医薬品として認められているものはなく、治療や予防効果の立証には少し時間がかかりそうです。
1日の摂取量は1g~3g。お酢と一緒に摂るのが◎フコイダンの摂取目安量はさまざまな研究データから、1日1g~3g程度が良いといわれています
モズクやコンブ、ワカメなどの食品から手軽に摂取することができますが、一番量の多い
モズクでも1gのフコイダンを摂るのに約1kgも食べなくてはならないので、
毎日の食事だけで体に必要な量を摂取するのには無理があります。
お酢と一緒に摂ると成分が体に吸収されやすくなる
配合されているものを選ぶとよりベター。食事として摂取するときは酢の物が一番ですが、フコイダンは熱にも強いので味噌汁に入れてたくさん摂る・・・というのもおすすめです。
最後にまとめ
今日は、フコイダンの驚きの効果と含まれる食品についてお話してきました。
フコイダンは、もずくやめかぶのネバネバ成分で、
・制癌作用(癌を抑制する様々な作用)
・免疫力UP
・抗ウイルス&抗アレルギー
・胃粘膜の修復や保護
・生活習慣病の予防や改善
などの作用があることが分かりました。
その中でも
制癌作用には、目を見張るほどの研究結果があります。
あなたも気になっている
・癌をできにくくしたり
・できた癌を自然消滅させたり
と本当に驚くべき効果です。
ですが、癌という病気の本質について
ここで考えてほしいことがあります。
ここからは、本音トークです。
当ブログで紹介した
本当の敵は『癌体質』!ガンを根本から退治するために改善すべきこと
これを一度ご覧下さい。
ここでは癌という腫瘍は、「生命時事装置」であり
問題なのは癌という腫瘍ではなく、それを作り出す「癌体質」です。
と説明しました。
内容をよく読んで、一度考えてほしいのですが、
癌という腫瘍自体が消えたことで
癌が治ったと思うことは本質を見誤っていると私は考えます。
癌体質を改善して、癌の本当の役割を終了させなければ意味がありません。
また、癌体質(酸化体質・酸性体質)の改善は、
・腸内環境の改善
・十分な睡眠をとる
・ストレス無くすごす
・前向きに楽しく生きる
など、さまざまな食事療法や代替療法や生活の改善を複合的に行い時間をかけてすべきものです。
それを考慮したうえで、
フコイダンのもつ制癌作用やその他の多くの作用に感謝すべきです。
根本的な癌体質の改善を理解した上で
フコイダンを定期的に摂取して本質的な体質改善を目指してくださいね。