9割以上の病気が活性酸素の増えすぎが原因!活性酸素って何?
今日は、皆さんが気になってる「活性酸素」のお話をします。
活性酸素の増えすぎがさまざまな病気の原因となり老化につながる事は、TVや雑誌で良く取り上げられています。
そして、それに比例するように「抗酸化」という言葉も認知されるようになりました。
ところで皆さん? 活性酸素ってどんなイメージですか?
「病気を引き起こすとても怖い存在!」、「老けたくないから嫌い!」などマイナスイメージが強いですよね。
でもね
実は活性酸素は、体に必要なものなんですよ。問題は、増えすぎること・・・
今日は、「活性酸素が何者で、どんな役割があるのか?、そして活性酸素がなぜ病気や老化につながるのか・・・」
について、わかり易く説明したい思います。
最後に、「農家&体質改善セラピスト」の私がおすすめする抗酸化力のある10の野菜や果物をご紹介します。お楽しみに!
それでは活性酸素についてわかり易くお話をしていきます。
活性酸素っていったい何?悪いやつじゃないの?
活性酸素とは、いったい何なのでしょう? デジタル大辞泉では、
化学反応が起こりやすくなった酸素。一重項酸素、過酸化水素、スーパーオキシドアニオン、ヒドロキシラジカルなど。体内で過度に発生すると、脂質やたんぱく質、DNAなどに影響し、老化促進などの原因になるといわれる。また、その強い酸化力を、消毒、除菌、浄水、脱臭、大気浄化などに利用する。 引用 デジタル大辞泉
と解説されています。
少し難しいですね、もう少しわかり易く説明すると、
①人間は、呼吸により酸素を取り入れます。
②体内に取り込んだ酸素を使って栄養を分解し、活動するために必要なエネルギーを作ります。
③この時に取り込んだ酸素の2~3%が体内で電子が欠けた悪い酸素になります。
これが「活性酸素(フリーラジカル)」です。
活性酸素は、病気や老化を引き起こすと悪いイメージがありますが、呼吸するだけで体内に取り入れた酸素の約2%~3%は活性酸素になります。
実はこの活性酸素は、「細菌やウィルスから身体を守る役割を果たしてくれる」ので適量ならば身体に必要なものなのです。
問題は、体内で過剰に増え過ぎることです。増えすぎた活性酸素は、次々と身体に悪影響を及ぼし始めます。
では、いったい何が原因で増え過ぎてしまうのでしょうか?
活性酸素が過剰に増えすぎる5つの原因!
今から半世紀以上も前に、活性酸素は、アメリカの「生化学者フリードビッヒ博士」によって発見されました。そして、その後世界中で研究が盛んに行われてきました。
その結果、活性酸素が増えすぎることにより、身体にさまざま病気や老化を引き起こす原因になっていることがわかりました。風邪や結核、エイズなどの感染症を除く、9割以上の病気の原因が活性酸素であると言われています。
活性酸素は、とても攻撃的な性格の酸素で、ある原因をきっかけに正常な酸素から電子を奪うようになります。そして電子を奪われた酸素も、活性酸素になり他の正常な酸素を攻撃するようになるのです。
まるで「バイオハザード」のゾンビのようですね。
こうして活性酸素の「負の連鎖」が始まり、活性酸素が一気に増加してしまうのです。
その活性酸素が増えすぎる原因が、主に以下の5つと言われています。
1.紫外線
夏の強力な紫外線を浴びると、身体を守るため活性酸素が大量に発生します。特に強い紫外線を直接肌に長時間浴びた場合は、さらに強力な活性酸素が生まれるという研究結果もあります。紫外線は、シミや酷い肌荒れの原因になります。
2.喫煙・大気汚染物質
タバコを吸うことにより、ニコチンやタールなどの有害物質が体内に入ります。その有害物質から身体を守るために活性酸素が急激に増えるのです。これは吸う方だけでなく、となりで受動喫煙する方も、同じ結果になりますのでご注意下さい。また、有害とされる大気汚染物質なども活性酸素を増やす原因です。
3.食品添加物・農薬
一般に身体に悪影響あると言われるものを摂取すると活性酸素が増えると考えて下さい。食べ物と一緒に食品添加物や農薬を摂取すると、やはり身体を守るために活性酸素が大量に発生します。
4.過度な飲酒
アルコールは、適量ならば逆に活性酸素を減らしてくれます。ですがアルコールの飲みすぎは、それを分解する時に活性酸素が発生するため飲みすぎると逆に活性酸素を増やしてしまう原因となります。
5.激しい運動
運動は、身体に良いとついつい激しい運動をしてしまうことがあります。激しい運動により、呼吸が激しくなるため体内に取り込む酸素量が急激に増えます。当然、取り込む酸素量が増える分、活性酸素も増加します。また、運動時の体温の上昇も活性酸素の変換率を上げる原因の一つです。
増えすぎた活性酸素が肌の老化を加速させる!
活性酸素は、非常に酸化力が強い酸素です。本来は外部からの刺激や攻撃に対して身体を守る働きをしますが、上述した原因により増えすぎてしまう場合があり、この場合、あまりにも防衛力が強すぎるために逆に細胞を傷つけてしまいます。
紫外線は人体にとって有害な物質をたくさん含んでいる光線です。ですから、紫外線を皮膚に浴びると、その害から肌細胞を守ろうとしてたくさんの活性酸素が生み出されます。
その結果、活性酸素の作用で肌細胞は酸化させられることになります。細胞にとっての酸化とは、老化とイコールです。紫外線でお肌が老化するというのは、活性酸素が大量に作られて酸化させられるという意味なのです。
活性酸素のお肌への影響
シミを生み出す
活性酸素がもたらすお肌への悪影響としては、最も代表的なものがシミです。一度できてしまうとなかなか消えない上に目立ってしまうシミは、美しくありたい女性にとっては脅威と言えるでしょう。
シミができるのも、実は人間が持っている自己防衛システムの賜物です。肌が黒ずむのは、活性酸素によるダメージをメラニンが引き受けてくれているからなのです。
潤いとハリが失われる
もう1つ忘れてはいけないのがシワです。シワも活性酸素によって作り出されるものです。
活性酸素が増えると、お肌に瑞々しさを与えてくれている成分であるコラーゲンやエラスチンも酸化します。すると性質が変化してしまい、若々しいお肌に特有の弾力が失われてしまいます。潤いがなくなり、ハリもなくなりますので、シワができやすくなるというわけです。
また、コラーゲンが破壊されてしまうと肌荒れや炎症の原因ともなります。
皮膚がんのリスクも高まる
紫外線は皮膚がんとの関係でも有名ですが、これも活性酸素の働きによるものです。夏から初秋にかけての強い陽射しを受けた場合には、体内で発生する活性酸素も非常に強力なものとなります。
強力な活性酸素では、身体への悪影響も大きくなります。これが発がん性物質を生み出すことになります。
活性酸素を撃退する抗酸化力のある野菜や食べ物をご紹介します。
抗酸化作用、という言葉をよく耳にするようになりました。アンチエイジングに興味のある世代なら、誰でも意識している言葉だと思います。
そもそも、老化とは「身体が酸化し、錆び付いてしまうこと」です。具体的には、全身の細胞から発生する活性酸素が身体を酸化させてしまうのです。ですから身体が酸化するのを防ぐ、すなわちこの活性酸素の発生を抑えることができれば、老化を食い止めることも可能ということです。
活性酸素の発生を抑える作用のことを、抗酸化作用と呼んでいます。そしてありがたいことに、抗酸化作用の高い食品というものが存在します。今回は、抗酸化作用の高い食品についてご紹介しますね。
「活性酸素」を撃退する抗酸化力が強い毎日食べたい10の野菜・果物
第1位 「バナナ」 抜群の抗酸化力で活性酸素を撃退!抗酸化の王様
バナナは、私たちが普段手に入れられる食品の中でも最高に抗酸化力が高い食品だと分かっています。バナナは綺麗になるために必要なビタミンB群やポリフェノールが極めて豊富で、かつ、それを効率的に摂取できる非常に優れた果物なのです。お値段も手頃で価格も安く、どこのスーパーでも手に入るので気軽におやつに取りたい果物ですね。実は私も毎日1、2本甘いものが欲しくなったときにバナナを買って食べてます。バナナに含まれているビタミンB2は、熱には強いですが、水に溶けてしまう性質を持ちますので気をつけて下さい。効率よくビタミンB群や抗酸化力の強いポリフェノールがフルーツの中で最大の含有量で、毎日取りたい最もお奨めの食品です。
第2位 「ニンジン」 綺麗な赤色が抗酸化力の証!強力な抗酸化作用のカロチン!
カボチャの黄、ニンジンの赤、ピーマンの緑・・・いわゆる緑黄色野菜の色は、カロチンという成分が含まれている証拠で、抗酸化作用の高さのバロメーターです。トマトに含まれるリコピンや、ナスに含まれるアントシアニンも抗酸化作用の高い成分です。色とりどりの野菜を食べて、抗酸化作用の恩恵にあずかりましょう。
第3位 抗酸化作用は抜群チョコレートで知られる「カカオ」
主にチョコレートの持つ鋼酸化作用は抜群です。
第4位 「菊芋」は抗酸化力の王様です
菊芋に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用が高いことで知られています。また菊芋には、イヌリンと言う水溶性食物繊維がたっぷり入っており、腸内でオリゴ糖に代わり、腸内フローラの改善に効果が期待できます。毎日少しづつで良いですから、とりたい抗酸化野菜です。
第5位 「ニンニク、ショウガ」の驚くべき抗酸化力
昔から、蕎麦を常食する人は長生きすると言われています。その理由は、蕎麦にルチンという抗酸化作用の高い成分が含まれているからではないかと言われています。また、蕎麦にはビタミンやミネラルも豊富に含まれ血圧を下げる効果もありますので、麺類を食べたくなったら抗酸化作用の高い「蕎麦」をチョイスするのが賢い選択だと思われます。
第6位 イソフラボンの強い抗酸化作用「大豆」
大豆食品=イソフラボン=女性ホルモン、というのはあまりにも有名ですが、実はこのイソフラボンも抗酸化作用が高い成分なのです。大豆はまさに、美容と健康の力強い味方なわけですね。豆乳を飲むもよし、味噌汁を飲むもよし、もちろん納豆や豆腐など、大豆の含まれた食品はたくさんあります。
また気軽に食べられるものばかりですので、女性ホルモンだけではなく抗酸化作用のことも意識しつつ、毎日の食生活に加えるようにしましょう。
第7位 抗酸化作用の高い身近な飲み物「緑茶」
抗酸化作用の高い飲み物としては、ポリフェノールが含まれている紅茶やウーロン茶、ココアやコーヒーなどもあげられますが、なんといっても最も抗酸化作用が高いのは緑茶です。緑茶にはポリフェノールだけではなく、カテキンという抗酸化作用の高い成分が含まれています。毎日摂取できる身近な食品として、緑茶をおおいに活用したいものですね。
第8位 若さの源 「ブルーベリーとその仲間」
ポリフェノールが豊富に含まれるブルーベリーやラズベリー、レッドレズベリー、ブラックベリー、イチゴなどのベリー類には抗酸化物質が豊富に含まれて抗酸化作用が高いことで知られています。
さらには脂肪酸を有害な「過酸化脂質」に変えるフリーラジカルを制御する効果もあります。ベリー系のフルーツは冷凍で販売されていますので、ちょっとお腹がすいた時に、おやつ代わりにつまむのもいいですよ!
第9位 アンチエイジングの救世主 「アボガド」
アボカドにはビタミンCが豊富に含まれ、美白作用でシミを予防する働きがあります。そのうえ、肌の弾力・ハリをアップさせ、若々しい美肌を保つ効果が期待できます。また、ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、細胞の老化やシワを予防する働きがあります。その他にも、ビタミンB群やβ-カロテン、骨を丈夫にするカルシウム、貧血を予防する鉄分などがバランスよく含まれています アボカドには含まれる脂肪分のオレイン酸やリノール酸は、コレステロールの吸収を抑え老廃物を体外へ排出するデトックス効果が期待できるため、細胞を若々しく保ち、動脈硬化を防く働きがもあります。アボカドはアンチエイジングのための完全食品といっても過言ではありませんね。
第10位 いつまでも若々しさを保つため 「アーモンド」
ナッツには脳の機能を高めるオメガ脂肪酸や若返りのビタミンと言われる「ビタミンE」が豊富に含まれています。特にアーモンドは、その含有量がダントツです。アーモンドには、皮膚の「しわ」や「たるみ」の原因となる“糖化”を抑える働きがあります。アーモンドは、ローストした物ではなく、無塩の生のアーモンドを1日に一握り食べるようにしましょう!
今回ご紹介しました抗酸化作用のある食べ物で老化は防げる!毎日食べたい10の食品はいかがでしたか?
どの食品も手に入れやすいものばかりですので、是非毎日の食生活に取り入れて老化を防ぎ、若々しい身体を手に入れてください。
最後にまとめ
抗酸化作用のある食べ物で老化は防げる!毎日食べたい10の食品
抗酸化やアンチエイジングが細菌ブームになっています。