実は、エクオールを作れる人とそうじゃない人がいるみたいです!
こんにちは
今日は、最近すごく話題になっているエクオールについて詳しく説明していきます。
皆さんは、大豆に大豆イソフラボンが含まれていることはご存知ですね?
大豆イソフラボンは、化学的な構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ているため、女性ホルモンの様な働きをして更年期の症状を柔らげたり、骨密度の維持に効果があることで広く知られています。
また、厚生労からも大豆イソフラボンを多く摂取する人ほど、女性に多い乳がんや脳梗塞、心筋梗塞のリスクが低いと研究報告されています。
実は最近、この大豆イソフラボンを取った時の効果が人によって差があるのではないかと分かってきたのです。大豆イソフラボンは、ダイゼインという成分のまま腸から吸収される人と、「エクオール」と言う成分に変換されて腸から吸収される人がいます。つまり、同じイソフラボンを摂取しても人により腸で吸収される成分が異なるのです。
そしてダイゼインより「エクオール」の方が、より高いエストロゲン活性を持っているのです。
エクオールは、エクオール産生菌という「腸内細菌」が作ります。
なぜ、ダイゼインとエクオールという違った成分で腸から吸収される人がいるのでしょうか?
どうして差が生まれるのか気になるところです。
実は、エクオールは腸内細菌である「エクオール産生菌」が腸内で作り出してくれます。
いわゆる腸内フローラの中の細菌ですね。
人間の腸には、多種多様な腸内細菌が棲んでいます。その中の一つに大豆イソフラボン(ダイゼイン)をエクオールに変換してくれる「エクオール産生菌」と呼ばれる細菌が発見されました。
そして、エクオールができるかどうかには、この菌がいるかどうかに関わっているという事が判明しました。
つまり、この菌が無い人若しくは少ない人はエクオールが作れないと言うことになります。じゃあ「私にはエクオール産生菌はいるの?」 凄く気になりますよね・・・
えっほんと?今の若い世代の20%しかエクオール産生菌がいない!
そして年代別に見ると「若い世代になるほどエクオール産生菌が減っている!」という傾向があります。なんと、今の大学生や高校生では20%前後しかエクオール産生菌がいないのです。
エクオールの産生には、大豆を摂取することと腸内フローラの改善(エクオール産生菌を増やす。)が密接に関わっていますので、大豆と食物繊維を取る量や機会が、今の若い世代よりも60代の方のほうが圧倒的に多いため、その差がそのままエクオール産生菌が減っているという結果につながったのではないでしょうか。
今の若い世代にも、もっと毎日の食事に大豆製品や食物繊維を取り入れてもらいたいものですね。
えっ?エクオールが骨を守る?その驚きの仕組みとは
一般に更年期を過ぎると女性ホルモンが低下します。女性ホルモンは、骨からカルシウムが溶け出すのを抑える効果があるため、そのことが原因で年間約2%ほど骨量が下がって行きます。このため高齢の女性は骨粗しょう症や骨折に気を付ける必要があるのです。
更年期障害が軽くなる?エクオールの凄い実力
大豆イソフラボンやエクオールは、腸から吸収されて体内で作用した後、1~2日程度で尿から排泄されます(つまり、大豆は毎日食べることが大切です)。
更年期の女性を対象として、尿中のイソフラボン類の排泄量と更年期症状について調べたところ、大豆そのものに含まれているイソフラボン(ダイゼインやゲニステイン)の尿中排泄量と更年期症状の重い軽いには差が見られませんでした。一方、尿中のエクオール量だけは、更年期症状の重い人の方が低いという結果となりました。これは、エクオールをつくれる人は、更年期症状が軽い人が多かったということを示しています。
この研究のほかにも、エクオールが更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを和らげるという研究結果が報告されています。
エクオールは肌荒れを防ぐ、そのメカニズムとは?
女性ホルモンのエストロゲンは、排卵期に分泌量が増えて、お肌のハリ・ツヤを良くして、保湿力を高める効果があります。
特に更年期以降は女性ホルモンの分泌が低下して効果が薄れるためそとから何かを補ってやる必要があります。
そこで大豆イソフラボンやエクオールの出番です。これらの成分はエストロゲンに似た働きするのでうってつけです。
同じような働きをする二つの成分ですが、大豆イソフラボンを腸内細菌が分解して生成されるエクオールは、より高い効果を期待できるのです。
エクオールの分泌で古い肌細胞と一緒にシミやくすみの原因となるメラニン色素を押し出して、さらにコラーゲンやヒアルロン酸、セラミド等のが豊富に含まれた新しい肌細胞に再生させる肌のターンオーバーを活発にさせます。
エクオール産生菌を増やすためのおすすめ食材5選
腸内環境を改善することは、すぐにはできません。毎日、バランスの取れた食事をこつこつ続けていくのが近道です。いそがば廻れです。
できればサプリのみに頼らず自然から取れた野菜や海の幸により、しっかり消化しながら摂取することが望ましいです。腸内フローラは、離乳期から幼少期までの食生活に大きく影響されます。大切なお子様のため好き嫌いさせず、ぜひ、毎日の献立におすすめ食品を取り入れてあげてくださいね。
第1位 納豆
第2位 豆腐
第3位 菊芋
第4位 しめじ、しいたけなどのきのこ類
第5位 昆布、わかめ、もずく、めかぶなどの海藻類
大豆イソフラボンは、一度にたくさん食べても効果はありません。毎日、必要な量をこつこつ摂取することをおすすめします。
できれば、安全性の高い自然の野菜や食品を食べて腸内環境を改善して「エクオール産生菌」を増やしていくのがベストなのですが、「エクオール産生菌」有無は人により差がありますので、補助的にサプリメントで補うことも一つの方法だとは思います。
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凄く気になるエクオール!そういう方に検査キット!
これまでエクオールの働きを書いてきました。
上述したようにエクオールを作れない方や少ない方もいます。
自分はどっちなのか?凄く気になるという方には
エクオールを作れる体質かどうか検査できるキットがあります。それがソイチェック!
気になって仕方のない方はお試し下さいね。