当農園のほうれん草を抗酸化力の成分分析にだす事を決めました!
今月7日にほうれん草の成分分析を行います。
こんにちは
体質改善アドバイザー&ほうれん草を作っている農家の小野馨です。
最近寒さが厳しいですね。
でもそのおかげで当農園の虎の子の「ほうれん草」が
「寒締めほうれん草」となっています。
いい感じでめっちゃ甘くて美味しい!
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ちなみに寒締めほうれん草とは、その名の通り、この時期の冬の寒気や霜にさらした露地物のほうれん草のことです。年末から大寒にかけて旬をむかえます。
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11月に植えつけて、12月の寒くなってきた頃に
成長が遅くなったほうれん草。
それを大きくなった順に出荷してきたのですが、
あまり世話もしていないほうれん草が
冬を越えてだんだん立派に美味しくなってきました。
あまりにも美味しいので
この機会に、ほうれん草の成分分析をすることに決めました。
来週の2月7日に成分分析に出します。
今回は、
デリカフーズグループの「デザイナーズフーズ株式会社」様
にお願いします。
今回、計測してもらうのは
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・抗酸化力
・糖度
・ビタミンC
・硝酸イオン
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の4種類です。
野菜と食品の受託分析
野菜の中身評価から野菜の新たな価値を発見します。野菜は本来、それぞれ固有の旬を持っています。旬に育った野菜は、そうでないものと栄養価を比較すると、優れていることが分かってきました。
成分分析は、野菜の中身を“数値化”し、科学的に“見える化”することです。また、見た目では伝えられない商品の魅力を見つけることとも言えます。
分析値は、商品の魅力を伝えるツールで、表現の仕方によって、さまざまな伝え方ができます。デザイナーフーズでは、分析から、商品の魅力に繋げるコンサルティングまで、お手伝いさせて頂いており、たとえば、弊社では、写真(右記)のような表現を提案しています。ホール野菜以外の食品(加工食品を含む)、機能性素材、等の 分析も承っていますので、お気軽にご相談ください。
デザイナーズフーズ株式会社様のホームページから引用
実は、この野菜と食品の受託分析の試みは、
「FOOD ACTION NIPPON アワード2011」優秀賞を受賞されているそうです。
これは
食料時給率向上に向けた事業者・団体などの優れた取り組みを表彰する
「FOOD ACTION NIPPON アワード 2011」において、
こちらの会社の『野菜と健康の情報発信基地「ベジマルシェ」〜野菜販売と健康診断の連動による国産野菜の消費拡大〜』が認められたということです。
今後の世の中のニーズを充たした
非常に良いビジネスモデルだと思います。
野菜の健康診断セットについて
そして、そのデザイナーフーズ様の分析手法のうち、
今回申し込んだ手法は、水溶性抗酸化力分析の「ESR法」という方式です。
それに+1,000円して糖度・ビタミンC含量・硝酸イオン含量も一緒にお願いしました。
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今回申し込んだ健康診断セット項目
・活性酸素消去活性(抗酸化力)
・Brix
・ビタミンC含量
・硝酸イオン含量
Brix(ブリックス)値は、主に食品産業のワイン、精糖、果実農業などで、ショ糖(いわゆる 砂糖)、果糖、転化糖、ブドウ糖など、いわゆる糖の含有量を測るために、糖度として 用いられる物理量である。ただし、Brix値は糖度とは同一ではないとする立場もある。
ウィキペディアから引用
分析項目 | 価格(税抜) | 納期目安 |
---|---|---|
ESR法セット | 35,000円 | 3週間~ |
DPPH法セット | 19,000円 | 3週間~ |
ORAC法セット | 23,000円 | 3週間~ |
水溶性成分の総合力を評価する方法として
ESR法、DPPH法、ORAC法の3つあります。
このうちのESR法は、
他の方法に比べ精度がより高い手法です。
今回は、これを申し込みました。
せっかく成分分析をするならほうれん草の抗酸化力が
より正確に測れる方法が良いと考えたためです。
このESR法は、
検査機器の中で、人間の活性酸素と同じような活性酸素を発生させて、
その抗酸化力を計測します。
人間の体の中で発生する
主な活性酸素は以下の3つあります。
①スーパーオキシド : 呼吸によって作られる活性酸素
②ヒドロキシルラジカル : スーパーオキシドから発生する酸化力の強い活性酸素
③一重項酸素 : 紫外線などによって発生する活性酸素
これらを機械の中で発生させて
それに対する抗酸化力を測定します。
当農園のほうれん草がどれだけの能力を発揮してくれるか楽しみです。
頑張れ ほうれん草!
なぜ、ここまで成分にこだわるのかと言うと
当農園のほうれん草の売りは、
まさしく「味が良くてエグミが無くほうれん草嫌いの子供さんでも食べれること」と「抗酸化力」です。
なので、このほうれん草に
[aside type="boader"]1 抗酸化力がどれくらいあるのか?
2 ビタミンCがどれくらい含まれているのか?
3 糖度はどうなのか?
4 硝酸イオンはどうなのか?
[/aside]という事は非常に重要なことなのです。
それらを科学的な分析により「数値化」、「見える化」できる
デザイナーフーズ株式会社様の「野菜と食品の受託分析」は、
まさに探していたストライクの分析プランです。
この分析により成分が評価されれば、
当農園のほうれん草は、ゆずりはの体質改善の一押し商品としておすすめできます。
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・若さやアンチエイジングに対してどれくらいの効果が期待できそうか
・どれくらい美味しいのか
・安心して食べられるの?
[/aside]と言うことをはっきり数値で示すことができたら
大変有意義なのです。
成分分析の結果は、3週間程ででます。
ですので3月の初旬には結果報告できると思っていますので
結果を楽しみにしていてください。
それと、実は今日はもう少しだけお話します。
分析値の中で「硝酸イオン含有量」というのがあります。
この硝酸イオンというのは何でしょうか?
良いほうれん草を知り、成分分析の結果を正確に理解するために
知っておいてほしいことなので硝酸イオンについて少しだけお話します。
気になる硝酸態窒素について
あなたは硝酸態窒素をご存知でしょうか?
土壌中の硝酸態窒素
通常、土壌中の無機窒素は、アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素の3つの形で存在する。通常、有機物が分解されるとまずアンモニア態窒素が生成される。また、硫安、尿素などのアンモニア態窒素の肥料が施肥されることもある。これらのアンモニア態窒素は土壌中の硝酸菌の作用で亜硝酸態窒素を経て硝酸態窒素にまで変換されることがある(詳細は硝化作用、硝酸化成を参照のこと)。
なお、植物が利用している土壌中の無機態窒素の同化については、アンモニア態窒素は直接有機態窒素へと同化され、硝酸態窒素は酵素の働きによる還元過程を経て有機態窒素へと同化されることとなる。
また、窒素肥料の中には硝酸アンモニウムや硝酸ナトリウムなど元から硝酸態窒素が大量に含まれているものもある。
環境汚染
上記のような事情から硝酸態窒素に変化し得る肥料が大量に施肥された
上記のような事情から硝酸態窒素に変化し得る肥料が大量に施肥された結果、ミネラルウォーターとして市販されている物も含む地下水が硝酸態窒素に汚染されたり、葉物野菜の中に大量の硝酸態窒素が残留するといった環境問題が起こっている。人間を含む動物が硝酸態窒素を大量に摂取すると、体内で腸内細菌により亜硝酸態窒素に還元され、これが体内に吸収されて血液中のヘモグロビンを酸化してメトヘモグロビンを生成してメトヘモグロビン血症などの酸素欠乏症を引き起こす可能性がある上、2級アミンと結合して発ガン性物質ニトロソアミンを生じる問題が指摘されている。
グレビーシマウマが肺水腫による呼吸不全で死んだケース(富山市ファミリーパーク)では、血液検査により90ppmの硝酸態窒素が検出されたウィキペデイアから引用
最後にまとめ 成分分析について
2月7日にだしたほうれん草の健康診断(成分分析)の結果がついにでました。
予想をはるかに上回る?(実は想像通りでした:笑)、ほうれん草の成分分析の結果をご覧下さい。
特に、硝酸イオンと抗酸化力の結果がものすごいです!
この結果により、当農園のほうれん草の栽培技術が、平均農家の技術力をはるかに上回ることが証明されました。
皆様に安心して、サラダ用のほうれん草として食べて頂けることができます。
そして、それを科学的な裏づけをもって、明確な数値で提示できるようになりました。