ほうれん草の成分分析の結果発表
当農園の寒締めほうれん草を2月7日に成分分析を行なったことをお話しました。
その結果が送られてきましたので発表させて頂きます。
その前に一般的なほうれん草の成分はどれくらいなのでしょうか?
五訂日本食品標準成分表を参考までに載せておきます。
ホウレンソウ 100gあたりの成分(ビタミンCは冬のもの カッコ内は夏のもの)
下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。
エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維 25
kcal91.5
g2.6
g0.5
g4.0
g1.2
g0.05
g0.23
g0 3.6
g
ビタミン カロテン E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C 5400
μg2.7
mg320
μg0.05
mg0.11
mg0.3
mg0.08
mg110
μg0.13
mg30mg
(10mg)
無機質 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 鉄 10mg 490mg 69mg 40mg 43mg 0.9mg 五訂日本食品標準成分表より
ほうれん草の分析結果から見えてきたもの
前回2月7日にUPした日記のおさらいです。
今回、デザイナーフーズ様の分析手法のうち、
水溶性抗酸化力分析の「ESR法」という方式を申し込みました。
いくつかある文政手法のうち最先端の分析手法です。
それに+1,000円して糖度・ビタミンC含量・硝酸イオン含量も一緒に計測しました。
ですので今回分析結果が出たのが、
[aside type="boader"]
野菜の健康診断セット項目
・活性酸素消去活性(抗酸化力)
・糖度(Brix)
・ビタミンC含量
・硝酸イオン含量
では、これらの健康診断の結果を発表します。
抗酸化力は平均値の3.7倍超!ビタミンCは、日本食品標準成分表の5倍という分析結果!
こちらがデザイナーフーズ株式会社から届いた「成分分析結果報告書」です。
要旨をまとめると
・「活性酸素消去活性(ESR法)」は、いずれも平均値をはるかに上回っている!
・糖度やビタミンcの含有量は、2月のサンプル平均よりも2倍以上である!
・しょう酸イオンは、603mg/kgであり、EU基準値(2500mg/kg)でありはるかに下である。
日本で販売されているのは、3500mg/kgくらい。EUでは、EU基準を超えると汚染野菜というらしい。
そして特筆すべきは、以下の2項目の分析結果です。
①しょう酸態イオン値は、603mg/kgです。
②糖度(Brix値)は、15.0%です。
※タキイさんのトライという品種は、本来甘さを売りにしている草ではないです。
しょう酸イオン値の低さは、エグ味がないという「味の自然さの証明」
高い糖度は、甘くて食べやすいという「美味しさの証明」
になります。
これによりほうれん草嫌いの子供さんがバクバク食べるという当農園のほうれん草の実力が、
第3者の専門的機関の手によって科学的に証明されたのです!
(心の声 あぁ良かった!これで枕を高くして寝れる… 実は結果がでるまでどきどきでした!笑)
ビタミンCに関しても、日本食品標準成分表の値(30mg/100g)の5倍近く、
142mg/100gでした。
高い抗酸化力とビタミンC、そして低いしょう酸イオン値を持つ、美容と健康にいいほうれん草であることが証明されたのです!
当農園のほうれん草はこう食べて!レシピのご紹介
1 生でサラダに!
やはりサラダ用野菜なので、生で食べていただくことをおすすめしています。
濃い目のドレッシングにも負けていない、しっかりとしたほうれん草の味があります。
ですが、エグミが無く、すっと身体に馴染むように入ってくる凄く自然な味わいです。
2 ヨーグルトほうれん草
3 蒸しほうれん草
蒸して食べていただければ、栄養もそのままで、なおかつ、
細胞壁が壊れていて栄養の吸収もしやすくなります。
最後にまとめ
ほうれん草の成分分析がやっとでました!
予想以上の評価に満足しています。
当農園のほうれん草が、
「なぜ、ほうれん草嫌いの子供がバクバク食べるのか」
それが専門的な第三者機関の手によって最先端の機器により科学的に裏付けられたということになります。
これで、私一人が自画自賛しているということではなくなり、客観的に裏づけが取れたということです。
今後、当農園の他の野菜に関しても、旬の時期にその成分を分析していきますので、
期待していてくださいmね。